勉強はしたほうがいい。
こんばんは。鈴木亨です。
昨日あたりから一気に寒くなりましたね。
皆さんお元気ですか?
最近、外を歩いていると、学生達が塾に通うのをよく見かける。受験などで学生も忙しいですね。
名前はよく覚えてないですけど、色んな塾がありますね。なんちゃら校とかなんたら個別指導とか。
昔はこんなになかったぞ!?多分。
学生時代、僕は塾に行った事がなかったので、少し羨ましかったんですよ。勉強はしたくなかったけど、友達が塾の話で盛り上がっていても、全然入っていけなかったのが寂しかった…。(笑)
ただそれだけで「塾に通いたい。」と親に懇願していたのを思い出します。結局行けずでしたが。
で受験と聞いて、記憶に新しいのが
高校3年の夏から本気で始めた受験勉強です。
僕は当時、熱中していたバレーボールを大学でも続けたい。という理由で進学を選びました。
だけど思ってたほど現実は甘くなかったです。
ここからが本当の地獄でした。
小学生の頃からの付き合いで、僕がバイオリン(ビオラ)をやっていた時によくお世話になっていた、全国模試3位(当時)の先輩に、毎日毎日朝から晩まで勉強をひたすら教えてもらいました。
今までやった事のない膨大な冊子量をこなし、本当に厳しくて、時には辛くて泣いた日もありました。
まぁそれもそう。
成績は普通…よりはちょっと下ぐらいでしたから。今までの成績からして、まず志望校には届かない。
推薦なんか以ての外でした。
担任の先生にも、先輩にも最初は「厳しい」と言われました。だけど自分に挑戦してみたかった。
そう伝えると先輩は、精一杯僕のために動いてくれた。毎日のスケジュールをしっかり立ててくれたり、勉強の進み具合や分からない所は、電話やメールで教えてくれたり。時には先輩のお家で泊まり込みで教えてくれたり。
当時大学生だった先輩も、やる事が山ほどあったでしょう。だけど
「これだけしてくれているのに、僕は何やってるんだろう!」と思うようになって。
「大学に行く!なんとしても受かる!」
勉強嫌いな僕だけど、これだけはずっと心に誓ってました。
しかし、努力は実らず受験に失敗しました。
悔しかった。とても。
浪人も考えました。
でも、もう一年頑張る勇気も気力も僕にはなかった。
先輩にも申し訳なかった。
結局僕は進学を諦めました。
それから熱が冷めたような
抜け殻になったような。ふらふらと。
就職もせず、バイトをしながら
なんとなくで人生を送った。
そんな20歳の僕に
明かりを灯してくれたのは音楽だった。
中学生まで習っていたバイオリンを辞め、
「もう音楽はしない」と心でケリをつけていた。
だけどまた「音楽に触れてみたい」と思えるようになったのは、きっと心のどこかで弱くて今にも消えそうな灯がまだ残っていたから。
音楽は何もしていなくても自然と耳に、心に入り込んでくる。まるで空気のように。
そして記憶を呼び覚ますのです。
好きなら好きと、はっきりさせたかった。
だから僕はまた音楽を始めた。
ただ、今までとは違うジャンルで。
クラシックという世界から、ポップス・歌という未知の世界へ。
怖かった。また辞めるんだろうな。
だけど結局、今でもやってるよ。
昔の自分にそう言ってやりたい。
活動休止もしたけど
毎日毎日音楽の事を考えている。
好きなんだ。やっぱり。
以前Twitterで、「やっぱり好き」の「やっぱり」は省かれるべきとか言ってごめんなさい。
やっぱりの意味を深く考えようともしなかったです。色々考えた結果、やっぱり好きなんですよね。
受験に失敗したから、今がある。
ではなくて
必死になって頑張ったから、今がある。
と思うと、前向きになれる。
つらつらと過去を振り返り
感傷に浸ってしまいましたが…
こんな僕から、学生達にひとつ言える事は
「勉強はしたほうがいい。」
学校の先生が言っていた
「勉強しなさい」の意味が大人になれば痛いほどわかります。
若い時は何言ってるかさっぱりだったけど。
例えば僕は、歌をやっているので、国語にもっと興味を持てば良かった…!と悔やんでます。
歌詞を書いたりする時にどうしても言葉が出てこなかったりするんですよ。
人と話す時も。社会に出ても。
だから「勉強はしたほうがいい。」
人生は勉強だから。